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「3.11」


5分前。
車を運転しながら、思う。
二年前、この時間に今と同じ場所を運転していたら、どうなっていたのだろうか。
二年前の道路の状態が脳裏をよぎる。

車を駐車場に停める。
2分前。
カーラジオで読まれている手紙の内容に目頭が熱くなる。
助けを求める少年の姿が、実際に目撃したわけではないのに、浮かんでくる。

そして迎えるその時刻。
カーラジオから聴こえる音とともに目を閉じる。

黙祷――

今もまだ、怖いのです。
あんなことがまた起こるわけがないと思いたいけれど、いつ起こるかわからない恐怖。
しょせん、人間は、自然界の気まぐれに敵わないと思い知らされた。
何一つ、忘れることが出来ずにいることを、「3.11」に再確認するのです。

住む家がある幸せ。
食べたいものを選ぶことが出来る幸せ。
蛇口から水が出ること。
電気が使えること。
トイレで水が流せること。
お風呂に入れること。
ガソリンを買うことが出来ること。
布団で安心して眠れること。
放射能を気にしないで過ごせた日々。

当たり前の日常がどれほど恵まれた奇跡の日々であったか――。

思い知ったあの日。



テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

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PN:彩世梨緒
著書『あったか色の涙』
12月13日生まれ
O型
B’z Bro.
ギター練習中。。。

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