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花束のユリ

頂いた花束を花瓶に活けて玄関に飾って6日目。
蕾だったユリの花が、3つ開き、
濃いオレンジ色の花粉をまとったおしべがぐうっと顔を出していました。

ユリのおしべの花粉は手や洋服に付くと、
なかなか色が落ちなくて大変なので、
たいてい花が開くとほぼ同時に取ってしまいますよね。
花束で既に開いていたユリの花も、既におしべを取った状態でした。

手にビニール袋を被せて、
ユリのおしべを抜き取るとき、
わたしがいつもしてしまうことがひとつ。

おしべを、めしべの頭にちょっとだけ付けてあげること。

同じ一つの花に生まれてきて、いちばん花の美しいときに、
触れ合うことを許されずに人間によって引き離されてしまうこと、
わたしがめしべなら、きっと耐えられそうにないから。

ちょっとだけでも触れ合った思い出があれば、
まだ救われるかも、なんてことを思いながら、
ちょんちょんっと触れ合わせています。
でも、もしかしたら、わたしのしていることのほうが
酷いのかな?

きっといちばんいいのは、山に咲くユリのように
自然体のまま、朽ちてゆくことかもしれませんね。

でも、山にずっと居たら、
キレイな花束となって抱えられるユリを
羨ましいと思ってしまうのかなぁ。

ユリはどう感じているのだろう…。




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きっとこれからもずっと

先日、あるコンテストの第二次審査通過のお知らせが届いた。
読んでもらえて、それが評価されていくっていうのは
この上なく嬉しいこと。
でも、まだ第二次審査……ここで喜んで、満足するわけにはいかない。

もう、何年も前になるけれど、今はなきMMOSCの最終選考に残り、
某雑誌に自分のPN(今とはちがうPN)&
作品のタイトルが掲載されたときの気持ちと、
審査結果が発表になったとき(見事落選、泣)の気持ちは、
きっとこの先もずっと忘れないだろうと思う。

コンビニで雑誌を開いて、自分のPNを見つけて(しかも一番上に載ってた)、
とりあえず手をつねってみた(笑)
そして、心の奥がキュウッと痛くなるようなくすぐったいような感覚に襲われ、
これを経験したからには、書き続けなくちゃって気合が入った。
もっともっとこういうの、感じたいって思ったから。

落選を知ったときの気持ちは、
受賞した作品を全て読み漁ってみたいと思った。
読んでみて、ジャンルの違いもあるけれど、
自分にはないスケールの大きさを感じて、落胆した。
でも、もっと頑張ろうって思えた。
いつか、受賞した人の気持ちを味わってみたい、味わってみせると……。


ふと、思い出す。
一番初めに、賞に応募した動機を。
彼がとてもバイクを欲しがっていた。
買ってあげたいなって思った。
雑誌に『読者初恋体験記募集!!賞金30万円』の記事が載っていたのを見て、
出してみようかな?って思って、彼に内緒で書いた。
日記はよくつけていたし、書くのは苦痛じゃないから。
応募したけれど、落選。
でも、一つ書いて気付いた。「楽しいこと」
ちょっと、勉強してみようかな?っと思った。

その頃、彼は自力で中古のバイクを買った。

きっかけはそんなところからだけれど、
わたしは息絶えるまで楽しめるものを手に入れたと思う。

もう、一年くらい前だけれど、
自分の書いた本が書店に並んだときは
たとえ今、この世から消えても、
わたしがこの世に存在した証が残った、と思った(大げさ。
地元のTSUTAYAさんが、手書きでポップやポスターを作って貼っていてくれたのを見つけて、
めちゃくちゃ嬉しかった。(女子トイレの中にまで、貼ってくれていた)

身の上に降りかかってきたことに
震えてばかりで書けなかった時期が何年かあったけれど、
それを経験して今、書くことが自分にとってどういうものなのかを問いかけながらも
書きたいと思うところに居ることを知って
きっとこれからもずっと
書いていくんだと思うね。





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地点


想い描くことは虹のように
突如現れ七色に光っては消える

人の心の隙間に何を見て
いつまでわたしは
さまよっているのでしょう

理想も現実も
掴んでいるようで
カタチなどなく
追おうとする姿勢も曖昧で

それでもいつか
大空を舞うことが出来る
翼があると信じている

自分には出来ると
思い込んだところから
どのくらい進んだ地点なのだろう

今いるここは





癒して癒される


時々わたしが放つ
ふとした行動で
ちょっとおちゃらけた言葉で
その笑顔とともに零れ落ちる
「癒される」の言葉が
いちばんわたしを
癒してくれているって
気付いていないんだろうな

疲れたときは
「疲れた」って
孤独を感じるときは
「さみしい」って
直球で伝えてくれたなら

言葉を話す低周波治療器にだってなるし
サキイカやコーラを手に
夜を無駄話で過ごすことも
出来ちゃうのにな

そのココロが癒されたいと感じたら
それはわたしが癒されたいときだよ
ココロの距離を遠くしないでいてね
近く 近く 居よう

だから…


ただ日常に流されて
生きたくない

自分の意思と意志で
日々を送りたいから

頑張ろうと決めた日のことを
忘れないでいたい

~携帯電話にてUP~

Author:ayase
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PN:彩世梨緒
著書『あったか色の涙』
12月13日生まれ
O型
B’z Bro.
ギター練習中。。。

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